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JIS Z 9015シリーズ(JIS Z 9015-0~3)の解説

JIS Z 9015-1を含むJIS-Z-9015シリーズ(JIS Z 9015-0~JIS Z 9015-3)は、ISO 2859シリーズを基礎として作成されました。ここでは、前述のJIS Z 9015-1以外のシリーズについて、簡単に解説します。

●JIS Z 9015-0(計数値検査に対する抜取検査手順-第0部:JIS Z 9015 抜取検査システム序論)
抜取検査に使用する用語説明や、抜取り検査方式について説明しています。
実務的な助言などがあり、JIS Z 9015-1~3の指針となります。

●JIS Z 9015-2(計数値検査に対する抜取検査手順-第2部:孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式)
LQによる計数値合否判定抜取検査の抜取方式と、抜取検査手順について規定しています。LQとは限界品質のことで、ロットが孤立状態にあると考えられるときの不適合品の百分率(%)または100単位あたりの不適合数です。孤立ロットの場合はJIS Z 9015-1が適用できないため、品質指標としてLQを使用したJIS Z 9015-2を使用します。

●JIS Z 9015-3(計数値検査に対する抜取検査手順-第2部:孤立ロットの検査に対するLQ指標型抜取検査方式)
検査労力を軽くすることができる、スキップロット抜取検査の手順について規定しています。スキップロット抜取検査は、採取したサンプルが検査に提出されたaqlよりも相当良いと判断された上、決められた判定基準に合致した場合に適用されます。

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